富士山の裾野に、ものづくりの文化がある
裾野市は、富士山、箱根山、愛鷹山の三つの大型火山の裾野に位置する町だ。黄瀬川が南北に流れ、その周囲の平地に市街地が広がる地形。私はこの町を、「ものづくりの町」と見ている。
トヨタ自動車の東富士研究所をはじめ、矢崎総業、キヤノン、アルバック、ヤクルト本社など、製造業の拠点が集積している。一人あたりの製造物出荷額は県下トップクラス。1966年にトヨタの研究所が設立されて以来、この町は技術と精密さを求める企業群に支えられてきた。
そうした土地柄だからこそ、御殿場高原ビールの存在が際立つ。ビール醸造は、穀物の選別から仕込み、発酵、熟成、瓶詰めまで、一つひとつの工程が品質を左右する仕事だ。富士山麓の清冽な水、そして工業地帯で培われた精密な温度管理と品質管理の文化。この町の風土と技術が、一本のビールに凝縮されている。

晩酌の卓に、町の手仕事が届く
御殿場高原ビールの3種詰め合わせは、異なる麦芽と酵母の組み合わせで、複数の味わいを一度に味わえる構成だ。夜の食卓に、一本を冷やして注ぐ。グラスに注がれた瞬間の泡立ち、香りの立ち上り、喉を通る時の温度感。こうした五感の体験は、その品がどこで、どのような手仕事を経て作られたかを知ることで、より深くなる。
富士山麓の水で仕込まれたビール。それは、この町が積み重ねてきた「ものづくりへの向き合い方」を、家の食卓に運ぶ返礼品だ。
裾野市の返礼品には、同じく御殿場高原のコシヒカリラガー24缶や、赤白ワインのセットもある。地元産の米を使ったビール、ワインの詰め合わせ。いずれも、この町の農業と製造業が交わる地点で生まれた品々だ。
