台地の水が、甘さを決める
磐田原台地。市の中央を南北に今之浦川が分断し、東西は崖になっている。この地形が、磐田のメロンを作った。
1926年頃、水田をメロン畑に転用する農家が現れた。台地の水はけの良さ、昼夜の気温差、そして遠州灘から吹く潮風——これらが揃った場所でしか、あの甘さは生まれない。温室メロン、マスクメロン。磐田メロンと呼ばれるようになった理由は、単なる産地名ではなく、この土地の条件そのものだ。
クラウンメロンが届く。白等級。玉数は1玉から6玉まで選べる。箱を開けた時の香りは、台地の日差しを詰め込んだようだ。

食べ方は、冷蔵庫で冷やして、半分に割り、スプーンで掬う。夏の昼下がり、家族で一玉を分け合う。種を取り除いた果肉は、繊維が細かく、口に入れた瞬間に水分が広がる。甘さは後から来る。決して突き刺さるような甘さではなく、深い。台地の土が育てた果実の、奥行きのある甘さだ。
贈り物にも、自分たちの食卓にも。磐田という町を、この一玉で知ることができる。
季節の手当て、もう一つの選択肢
柿チップも、この町の秋を映している。次郎柿を乾燥させたもの。無着色、無添加。

秋から冬へ向かう季節、台所の引き出しに入れておくと、おやつの時間が変わる。子どもの手が伸びる。朝食のヨーグルトに混ぜる。紅茶に浮かべる。柿の甘さが、砂糖を足さなくても十分だ。
国産うなぎの蒲焼は、晩酌の相棒。18枚、21枚、32枚から選べる。温め直すだけで、台所に香りが満ちる。ご飯の上に乗せて、あるいは酒の肴に。磐田の食卓は、こうした実用的な品で成り立っている。
