井川に沿って、米は育つ
秋田県の中央部、出羽丘陵から八郎潟へ注ぐ井川。この川に沿って、東西14キロ、南北4キロという細長い町が形成されている。東は波状の段丘、西は平坦な水田地帯。つまり井川町は、山から平野へ移ろう地形そのものが、町の骨格になっている。
そういう場所で育つ米だからこそ、井川町のあきたこまちは、単なる「秋田の米」ではない。東部の段丘地帯では、水はけと日当たりを得た田んぼが、西部の平坦地では、井川からの豊かな水が、同じ品種を異なる条件で育てている。その多様性が、一袋の米に凝縮されている。

5キロの精米が届いたら、まず炊いてみてほしい。粒の立ち方、甘さの出方を、季節ごと、月ごとに感じてみる。秋田の米は「やさしい」と言われることが多いが、それは優しさではなく、地形と水が教えた、米自身の素直さだと私は思う。毎日の食卓に、その素直さが着地する。
定期便で、季節を追う
定期便で5キロずつ届ける選択肢もある。新米の秋から、冬、春へと、同じ町の米が季節とともに変わっていく様子を、家の台所で追うことができる。保存の手間も、5キロなら冷蔵庫の野菜室に立てて置ける。

10キロまとめて受け取る方法もあるが、井川町の米は、小分けにして、ゆっくり食べることで、その土地の四季が見えてくる。寄付の額ではなく、食べ方で返礼品を選んでほしい。

