北上盆地、二つの川が作る米どころ
北上市は岩手県南西部、北上盆地の中央に位置する。東は北上山系の丘陵、西は奥羽山系の山々に囲まれ、中央を北上川と和賀川が流れる。この二つの川が運ぶ水と、盆地特有の寒暖差の大きい気候が、米作りに適した環境を作ってきた。
江戸時代、この地は盛岡藩と仙台藩の藩境にあり、奥州街道の要所として栄えた。明治には日本鉄道の開通で舟運は衰えたが、昭和の高度成長期には東北自動車道、そして秋田自動車道の結節点として、流通・工業の中核へと転じた。現在、市内には180社以上の企業が集積し、東北有数の工業都市となっている。
しかし、この町の基層にあるのは農業だ。盆地の平野部は今も田園地帯であり、特別栽培米の産地として知られている。
推し一品:北上産ひとめぼれ(特別栽培米)
北上市の返礼品の中で、この町の風土を最も体現するのは米だ。

ひとめぼれは、北上盆地の冷涼な気候と、北上川・和賀川の水が育てた品種。特別栽培米として出荷されるこの米は、化学肥料・農薬の使用を減らし、土と水の力を引き出す作り手の手間が詰まっている。

届いた米を炊くと、粒がしっかり立ち、甘みが引き立つ。朝食の白飯として、あるいは夜の一杯の後の茶漬けとして、毎日の食卓に着地する。3kg、5kg、10kgから選べるので、家族の人数と食べるペースに合わせて、無駄なく使い切れる。冬の豪雪地帯で育った米だからこそ、冬場の保存も安定している。
工業都市が生んだ、ものづくりの品々
北上市は流通・工業の町だが、その産業基盤の上に、職人の手仕事も息づいている。
さくらブルワリーのクラフトビールは、この町で醸されている。地元産の米を使った酒造りの伝統と、現代のクラフト文化が交わる一本。晩酌の時間に、北上の水と技が届く。

北上産米で醸した日本酒も、同じく地元の米と水を活かした逸品。米どころだからこそ、酒造りも深い。
鉄フライパンは、工業都市・北上の手仕事の象徴だ。IH・直火・ガス対応で、どの台所にも馴染む。使い込むほどに油が馴染み、一生ものになる道具。毎日の調理で、この町の職人の手が、あなたの食卓を支える。
北上盆地の米を炊き、その米で仕込んだ酒を飲み、鉄フライパンで野菜を炒める。工業都市の返礼品は、そうした日常の営みの中に、静かに溶け込む。
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