奥入瀬川と三本木原用水路が描く農地
六戸町の地形は、一見すると単調に見えるかもしれない。だが、その平坦さの中には、水の工夫が隠れている。十和田湖を源流とする奥入瀬川が東西を貫き、町の中北部には三本木原と呼ばれる台地がある。この台地を潤すために、十和田市から分岐した稲生川——三本木原用水路——が東流している。人間が引いた水路と、自然の川が共存する風景の中で、米が育つ。
積雪は多くなく、年間を通じて穏やかな気候という条件も、米作には有利だ。春の田植えから秋の収穫まで、季節の手当てが比較的安定している土地だからこそ、品質の揃った米が生まれる。
台所に届く、選べる米の形
六戸の米・定期便は、その土地の米作の現実を、家の食卓に直結させた返礼品だ。

まっしぐらという品種を軸に、白米か玄米か、あるいは両者をブレンドするか——容量と種類を選べる仕組みになっている。定期便という形式は、一度の大量受け取りではなく、季節ごと、月ごとに新しい米が届く。つまり、精米したての香りと食感を、何度も経験できるということだ。

真空パックで届くので、開封までの間、米の劣化を最小限に抑えられる。冷蔵庫の野菜室に立てて保管すれば、場所も取らない。毎日の炊飯の手間は変わらないが、米そのものの鮮度が、食卓に着地する瞬間まで守られている。
白米で炊けば、米本来の甘みが引き立つ。玄米なら、噛むほどに香ばしさが増す。ブレンドを選べば、白米の食べやすさと玄米の栄養価のバランスを、自分たちの食べ方に合わせられる。
選ぶことの意味
六戸町は、ニンニクやナガイモ、ニンジンなど、多様な農産物を産出する町だ。だが、この町の基盤にあるのは、やはり米だ。奥入瀬川の流域に広がる農地は、何世代にもわたって米を育ててきた。その営みが、定期便という形で、あなたの台所に届く。
容量を選べるのは、家族の人数や食べ方の違いを尊重する配慮でもある。5kg、10kg、20kgの選択肢は、一人暮らしから家族世帯まで、それぞれの現実に応じた寄付を可能にする。定期便の間隔も、受け取る側の都合に合わせて調整できるはずだ。
米を選ぶことは、その土地の水と土、季節の手当てを選ぶことでもある。六戸町の米は、そうした風土の積み重ねの上に、あなたの食卓に着地する。
