初夏、マンゴーが熟れる季節
沖縄本島の北部、本部半島の北半分を占める今帰仁村。東シナ海に面し、古宇利島を望む地形は、強い日差しと海からの風をうけやすい。そうした環境が、初夏から盛夏にかけて、この村の農家の手で完熟マンゴーを育てる。
今帰仁産の完熟アップルマンゴーは、6月下旬から順次届く。1kg~2kgという量は、家族で数日かけて食べるちょうどいい分量だ。完熟とは、樹上で十分に甘みを蓄えた状態。届いた時点で食べ頃に近く、冷蔵庫で冷やして、そのまま齧るか、皮を剥いてスプーンで食べるのが素朴な食べ方。朝食のデザート、昼下がりの水分補給、夜の涼しい時間の家族の団らん——季節の果実は、食卓の時間を自然と豊かにする。

盛夏、ドラゴンフルーツへ
7月に入ると、別の果実が届く季節へ移る。懇謝堂フルーツ園のドラゴンフルーツは、2kg(4~6玉)の量で、盛夏の食卓を彩る。ピンク色の外皮、白い果肉に黒い小さな種が散る独特の見た目は、子どもたちの目を引く。冷やして半分に切り、スプーンですくって食べる。甘さは控えめで、夏の暑さの中でも食べやすい。

今帰仁村は、琉球王朝時代には北山の中心地として栄えた歴史を持つ。現在も、運天港を中心に、島々との往来が続く。そうした地理的な位置——本島と離島を結ぶ場所——が、多様な農産物を育てる環境をもたらしている。マンゴーとドラゴンフルーツ、初夏から盛夏へと季節が移る中で、この村の農家の手から、家の食卓へ。南国の果実の季節を、寄付を通じて迎える。
