隆起サンゴ礁の島で、黒糖を蒸す
沖永良部島の東半分を占める和泊町は、平坦な隆起性サンゴ礁でできた島だ。私はこの地形を見ると、島の産業の根が見える気がする。サトウキビが育つ土壌、そしてそれを黒糖に変える手仕事。その黒糖を焼酎に仕込む営みが、この町の経済を支えてきた。
白ゆりの黒糖焼酎は、その営みの結晶だ。40度の焼酎は、黒糖の甘さと香りを引き出すために、蒸留の温度と時間が計算されている。一本720ミリリットル、6本が化粧箱に納められて届く。晩酌の時間に、グラスに注ぐと、黒糖特有の深い香りが立ち上る。ロックで飲めば、氷が溶けるにつれて黒糖の甘さが徐々に開く。水割りにすれば、その甘さは柔らかくなり、食事の後の一杯に適した飲み口になる。

黒糖焼酎は、沖永良部島全域で作られてきた産業だが、和泊町はその中心地の一つだ。島の気候風土——年間を通じて温暖で、台風の影響を受けやすい環境——がサトウキビの栽培に適している。その黒糖を原料に、小規模な蒸留所が丁寧に焼酎を仕込む。一本一本の品質を保つために、仕込みから瓶詰めまで、手間をかけた工程が続く。
食卓に着地する、島の味わい
稲乃露のえらぶ まぁさんは、別の飲み方を提案する。30度と25度の焼酎が6本、1800ミリリットルのサイズで届く。大きめのボトルは、家族で少しずつ、長く楽しむためのものだ。25度の低めのアルコール度数は、毎晩の晩酌に向いている。夏の夜、炭酸水で割って冷やせば、島の暑さを和らげる一杯になる。

黒糖焼酎を飲むことは、この島の産業を支えることでもある。サトウキビを育てる農家、黒糖を製造する工場、焼酎を仕込む蒸留所——それぞれの手仕事が、一本のボトルに集約されている。和泊町に寄付すれば、その営みが家の食卓に届く。それが、この町の返礼品の本質だ。

