海に抱かれた半島の台所
西海市は、長崎県の西彼杵半島北部と周辺の島々からなる。三方を五島灘・佐世保湾・大村湾に囲まれ、リアス式海岸が複雑に入り組んでいる。この地形が、私たちの食卓に何をもたらすのか。
江戸時代から捕鯨基地として栄え、明治以降は炭鉱で栄えたこの町。今、その産業は変わった。しかし海と向き合う営みは変わらない。五島灘の北部・西部ではアラカブ、クエ、ブリ、アワビ、イセエビ、ウニ、ワカメ、ヒジキが漁獲される。大村湾沿岸ではナマコやカキが育つ。そして丘陵地の牧場では、長崎和牛が育つ。
下処理済みのシマアジ、家に届いたその日から
推したいのは、シマアジ堪能5点セットだ。

シマアジは五島灘の高級魚。身が締まり、脂が乗り、刺身にすれば甘みが立つ。だが家庭で一尾を捌くのは手間だ。このセットは、その手間を引き受けてくれる。下処理済みで届く。
届いた箱を開けると、刺身用に切られたシマアジ、塩焼き用の切り身、唐揚げ用の一口サイズ。同じ魚を、調理法ごとに形を変えて。冷蔵庫に入れて、その晩は刺身で。翌日は塩焼きで。三日目は唐揚げで。五日間、同じ魚の表情を食べ続ける。季節の五島灘が、家の食卓に着地する。
長崎和牛と、季節の海鮮定期便
一方、丘陵地で育つ長崎和牛のサーロインステーキは、晩酌の相棒だ。配送月を選べるのは、この町の季節感を尊重する仕組み。冬の鍋の季節、春の焼肉の季節。自分たちの食べたい時期に、肉が家に着く。

もう一つ、海の幸の定期便も視野に入れたい。三ヶ月間、毎月西海の海産物が届く。ナマコ、カキ、ワカメ、ヒジキ。その月の旬が、箱に詰まって届く。加工品も含まれるから、保存も効く。台所の常備菜が、季節ごとに変わる。
西海市の食卓は、海と陸の両方で成り立つ。五島灘の漁師と、丘陵地の牧場主。その両者の手仕事が、毎月、毎週、家に届く。それが、この町の返礼品の本質だ。
