水と地形が選んだ場所
島本町は、桂川・宇治川・木津川の三川が淀川に合流する地点を抱えている。古くは摂津と山城を結ぶ唯一の山越えなしの道として、朝廷と大宰府を結ぶ山陽道が通った。後鳥羽上皇がこの地に離宮を営み、万葉の時代から歌枕とされた水無瀬の景色——それは、三つの河川の水温が異なるために冬に霧が立ち込める、独特の風景だ。
この地にサントリーが山崎蒸溜所を建てたのは、偶然ではない。ウイスキーづくりに必要な良質な水、そして気候。淀川沿いの低地に拓けた市街地の背後には、町全体の七割近くが山岳・丘陵地である。その地形が、仕込みに適した環境をもたらす。
晩酌の相棒として
碧(Ao)は、山崎蒸溜所が手がけるウイスキーの一本だ。アルコール度数43度。グラスに注ぐと、琥珀色が光に透ける。水を足してハイボールにするもよし、ロックで飲むもよし。晩酌の時間に、この町で仕込まれた液体が手元に届く——それは、古い交通の要衝が、今も何かを運び続けているということだ。

角瓶の二本セットは、より日常的な相棒になる。定番の味わい。毎晩のハイボールに、週末の晩酌に。家の冷蔵庫に常備する、という選び方もある。

大容量を求める向きには、ペットボトルの六本ケースがある。2.7リットル。家族や仲間と過ごす季節に、ストックとして。
百年の営みが、グラスに
私がこの町を見るとき、思うのは、地形と産業の関係だ。三川合流の地という地理的条件が、かつて朝廷と大宰府を結ぶ道を選ばせ、後鳥羽上皇の離宮を招き、そして今、ウイスキーの蒸溜所を支えている。その連続性の中で、返礼品としてのウイスキーは単なる酒ではなく、この町が何であるかを物語る。
寄付をして、山崎蒸溜所のウイスキーが家に届く。それは、淀川の霧の中で、百年以上続く仕込みの営みに、一度だけ参加することでもある。
