員弁川の流れと、酒造りの営み
東員町は、名古屋への通勤圏に組み込まれた都市近郊の町だ。人口2万5千余、東西5km、南北7.3kmという小さな行政区域の中央を員弁川が東流している。共働きの核家族が多く、朝は名古屋へ、夜は地元に帰る。そうした日常の中で、この町には酒造りの営みが続いている。
天慶の純米吟醸と純米大吟醸は、合資会社早川酒造部が仕込む酒だ。小さな町の蔵が、どれだけの時間と手をかけて米を磨き、水を選び、温度を管理するのか。その営みは、返礼品として家に届く2本の瓶に凝縮されている。

純米吟醸と純米大吟醸の2本セット。一本は日常の晩酌に、もう一本は少し丁寧な夜に。冷やして、あるいは常温で、ゆっくり口に含む。名古屋圏の忙しい暮らしの中で、員弁川沿いの小さな蔵が仕込んだ酒が、食卓に静寂をもたらす。
町の産業と、ものづくりの系譜
東員町の経済は、グレーチングや減速機といった金属加工・機械製造で支えられている。株式会社イズミ、シグマー技研、三重重工業といった本社企業のほか、ADEKA、NTN、TOYO TIRE、浜乙女といった大手メーカーの工場も立地している。精密さを求める産業が集積した町だ。
その同じ町で、酒造りという手仕事も続いている。米を磨く精度、水の選別、発酵の管理—酒造りもまた、精密さを求める営みである。機械と手仕事が共存する町の風土が、この返礼品の背景にある。
