渓谷の町で、ぶどうが熟れる季節
大月市は東京から75キロ、中央本線で一時間半ほど。桂川が東流する渓谷に沿って、南北を秩父山地に挟まれた細長い町だ。江戸時代には甲州街道の宿場が12も集中し、旅人の往来で栄えた。いまは通過地点と見なされることも多いが、この地形こそが、返礼品を選ぶ理由になる。
山間部で田地は少なく、かつて郡内織と呼ばれた織物や、焼畑による畑作で生計を立ててきた町。その後、果樹栽培が根付いた。渓谷の急峻な斜面、昼夜の気温差、桂川からの湿度——こうした条件が、ぶどうの糖度を高める。シャインマスカットは、そうした風土が結実した返礼品だ。

届くのは先行予約の形。初夏から初秋にかけて、山梨県産のシャインマスカットが家に着く。粒が大きく、種がなく、皮ごと食べられる品種。冷蔵庫で冷やして、そのまま口に入れる食べ方が一番だ。朝食のテーブルに、晩酌の後の一房に。季節の移ろいを、ぶどうの熟成で感じる。保存は冷蔵で一週間程度。食べきれない分は、冷凍してシャーベット状にしても良い。
町を通り抜ける人へ
大月市は、富士五湖や峡東地域への通過地と言われることがある。だが、立ち止まる理由はある。猿橋は日本三奇橋の一つ。岩殿山城跡は県指定史跡。甲州街道沿いの宿場町の面影も残る。こうした歴史と、渓谷の風景、そして季節の果実——それらが一つの町を形作っている。

楽天トラベルクーポンを使えば、市内の宿泊施設で滞在できる。秀麗富嶽十二景と呼ばれる、富士山を望む山域も市域内にある。ハイキングの拠点として、あるいは中央本線の駅から一泊して、町を歩く。そうした時間の中で、返礼品としてのシャインマスカットが、より一層、その土地の味わいになる。

