池袋という地点
池袋駅の一日の乗降客数は約268万人。新宿に次ぐ世界第2位の駅だ。山手線、埼京線、丸ノ内線、有楽町線、副都心線、東武東上線、西武池袋線が交わる。東京の交通網の結節点に、この町は立っている。
高層ビルが立ち並び、百貨店や飲食店が密集する。東口と西口では表情が異なり、再開発が進む。だが繁華街の喧騒の中にも、目白や雑司が谷といった静かな住宅地が隣接している。豊島区は面積13.01平方キロメートル。東京23区の中では18番目の広さだが、その中に多様な顔を持つ。
滞在という選択肢
池袋のホテルクーポンは、この交通の要所に泊まるための返礼品だ。寄付すると、対象施設で使えるクーポンが手元に届く。東京の中心に、一夜の拠点を得る。

池袋は通過点ではなく、滞在地でもある。駅から徒歩圏内に立教大学、学習院大学といった大学キャンパスがあり、文教エリアとしての側面も持つ。巣鴨の「おばあちゃんの原宿」、目白の高級住宅街、雑司ヶ谷の霊園と寺院。一泊では足りないほど、この区には層がある。

クーポンは寄付額に応じて複数の額度が用意されている。20,000円の寄付、30,000円の寄付も選べる。連泊を考える人、家族での滞在を計画する人、それぞれの泊まり方に応じて選ぶことができる。

夜の池袋、朝の池袋
ふくろうが豊島区のシンボルだ。江戸の昔から、この地に縁がある鳥だという。区の形が羽を広げたふくろうに似ているという説もある。夜行性のふくろうは、夜間人口291,167人の池袋を見守っている。
ホテルの窓から、夜の池袋の光を眺める。朝、駅前の人波に身を置く。東京の三大副都心の一つとして機能するこの町で、一夜を過ごすことは、東京という都市の脈動を感じることでもある。
燻製の盛り合わせも返礼品として用意されている。ホテルの部屋で、ビールとともに味わう。池袋という地点で、小さな晩酌を持つ。それもまた、この町への寄付の形だ。
