盆地の気候が醸す酒
小川町は外秩父山地に囲まれた盆地にある。その地形が、昼夜の気温差と湿度をもたらす。この環境が、古くから和紙を育み、また日本酒の醸造を支えてきた。
町内には複数の酒蔵がある。なかでも松岡醸造は、全国新酒鑑評会で8年連続金賞を受賞している。その代表作が帝松 農薬不使用「霜里」だ。純米吟醸。盆地の冷涼な夜が、米の旨味を引き出す。晩酌の盃に注ぐと、秋の夜気が立ち上る。

「霜里」という名は、この町の有機農業家・金子美登が営む農場の名でもある。酒と農が地続きの関係にある。小川盆地の土地が、一本の線でつながっている。
紙の町で過ごす夜
小川和紙の歴史は1300年前にさかのぼる。特に細川紙は国の重要無形文化財。2014年にはユネスコ無形文化遺産に登録された。

この町に寄付すると、返礼品としてキャンプ場の一泊券が届く。小川プラムガーデン・フォー・キャンパーは、町内のキャンプ場。盆地の夜、焚き火を前に、地元の酒を傾ける。紙の町の静寂に包まれながら。

また割引券もある。何度も訪れたい人のために。盆地の四季を、キャンプを通じて感じる。春は新緑、秋は紅葉。その季節ごとに、小川の風土が違う表情を見せる。
古くから「山の町、酒の町、紙の町」と歌われた小川。その三つが、返礼品を通じて家に届く。
