台地の町で、水と麦と手仕事
東松山は埼玉県のほぼ中央に位置する町だ。東武東上線で池袋から44分。ベッドタウンとしての顔も持つが、私はこの町を、むしろ古い交通の要衝として見ている。鎌倉時代から松山城の城下町として、江戸時代には松山陣屋の陣屋町として、街道が集まる場所だった。その歴史の層が、今も町の骨格に残っている。
台地と低地が交差するこの地形が、実は醸造に適している。都幾川や越辺川といった一級河川が流れ、水に恵まれている。そして何より、この町は「やきとりの街」として知られ、日本三大焼き鳥の街と並び称される。つまり、夜の食卓に酒が欠かせない文化が根付いている。
コエドビール6種12本は、その土地の仕事の結晶だ。毬花、瑠璃、伽羅、漆黒、白、紅赤——6つの銘柄は、それぞれ異なる麦と水、仕込みの時間を背負っている。瓶を開けた時の音、グラスに注いだ時の色、喉を通る時の温度。これらは全て、職人が何度も何度も試行錯誤した結果だ。

地ビールは、その土地の水と気候、そして作り手の判断が直結する。熱い夏、冷える冬。比企丘陵に囲まれたこの町の四季が、ビールの味わいに刻まれている。
晩酌の相棒として
焼き鳥を前に、この6種を揃えることの意味を考えてほしい。一本目は毬花で、爽やかさを。二本目は瑠璃で、深さを。そうして夜が更けていく。家の食卓に届いたビールは、単なる飲料ではなく、東松山という町の時間そのものだ。

350ml缶の3種12缶セットもある。こちらは毬花、瑠璃、伽羅の3銘柄を、より気軽に試せる構成だ。缶は瓶より軽く、保管も簡単。日々の晩酌に、あるいは友人を招いた時に、手を伸ばしやすい。

宿泊を考えるなら、ガーデンホテル紫雲閣の1泊2食で、この町に泊まり、地元の食卓を体験するのも良い。朝と夜、二度の食事を通じて、東松山がどんな町かが見えてくる。
私は、返礼品を選ぶ時、その町の「続いている仕事」を見る。コエドビールは、この町で何年も、毎日、同じ手順で仕込まれている。それは職人の手癖であり、町の呼吸でもある。
