水が良い土地は、すべてが良い
大田原は、那須野が原という広大な扇状地の扇端に位置する。かつて『手にすくう水もなし』と詠われた荒れ地も、ここだけは違った。湧水に恵まれたこの場所は、古くから奥州街道の宿場町として栄え、城下町として人を集めてきた。米の生産高は栃木県内随一。軟白ネギ「白美人ねぎ」も、この水と土が育てた逸品だ。
そして、その同じ水が育てるのが、大田原牛である。
前田牧場の赤身牛ヒレステーキは、市内の牧場が直送する肉だ。赤身というのは、脂肪が少なく、肉本来の味わいが前に出る部位。ステーキとして焼くなら、強火で表面を焼き、中はレアからミディアムレアで止める。肉汁が逃げないうちに、塩とこしょうだけで食べるのが正解だ。届いた肉を冷蔵庫から出して30分、常温に戻してから焼く。その手間が、肉の旨さを引き出す。

米どころの牛肉は、飼料も水も一級
大田原が米の一大産地であることは、実は牛肉の品質にも直結している。良い飼料、良い水。そして四季の寒暖差がはっきりした気候。年平均気温12.9℃という冷涼さは、肉を引き締める。冬には-15℃を下回る気温も観測される土地だからこそ、肉の質感が違う。
大田原牛の小間切り落しなら、すき焼きや牛丼、炒め物と、日々の食卓に着地しやすい。200gずつ小分けされているのは、家族の人数や気分に合わせて使い切れるという配慮だ。冷凍で届くので、食べたい時に解凍して、その日の献立を決める自由度がある。

地酒も、同じ水から
天鷹と旭興の呑み比べセットは、大田原の地酒だ。天鷹酒造は有機米を使う日本酒メーカーとして知られている。その米も、この土地で育ったものだろう。牛肉を焼いた夜、地酒を傾ける。水が良い土地の、すべてが一つの食卓に集まる瞬間だ。
大田原に寄付するということは、この町の『水の恵み』を、家の食卓に招くことなのだ。
