関東平野の台地で、ワインと畑作の営みが重なる町
牛久市は茨城県南部、東京から50キロほどの距離にある。沖積低地と洪積台地の二層構造の地形が特徴で、低地では稲作、台地ではラッカセイ、ゴボウ、ニンジン、メロンなど多様な畑作が営まれている。この町の食卓は、野菜と米の季節の手当てが基本だ。
だが牛久の顔は、もう一つある。1903年、神谷傳兵衛がこの地でワイン生産を始めた。牛久シャトーである。以来、120年以上、この町はワイン醸造地として知られてきた。イタリアのグレーヴェ・イン・キアンティが「スローシティ」の理念に基づいて牛久市と友好都市協定を結んだのも、この町に「牛久シャトー」と里山の景観が残っていたからだ。つまり、牛久は単なる東京圏の通勤地ではなく、日本のワイン産地として、ゆっくりした時間を大切にする町として、自分たちの足場を持っている。
牛久醸造のワインを、晩酌の相棒に
牛久醸造の山形カベルネソーヴィニヨン & メルロは、この町の歴史そのものだ。牛久醸造場で仕込まれたワインは、地元産ぶどうと、選び抜かれた山形産ぶどうをブレンドしている。ボトルが家に届いた時、ラベルを見れば、この町がワイン造りにどれだけ真摯に向き合ってきたかが伝わる。

晩酌の時間に、グラスに注ぐ。赤ワインの香りが立ち上る。常陸牛のステーキを焼いた夜、あるいは秋口、台地で採れたゴボウを炭火で焼いた時。この町のワインは、そうした食卓の時間を静かに支える。ワイン初心者でも、ワイン好きでも、牛久という土地を知る入口になる一本だ。

常陸牛と、季節の野菜を合わせて
牛久市は茨城県の畜産地でもある。常陸牛のももステーキは、赤身の旨みが活きた一品。400グラムは、家族の食卓に丁度いい量だ。焼き方は単純に。塩とこしょう、熱したフライパンで両面をさっと焼く。中火で3分ずつ、休ませて切る。肉の繊維が立ち上がり、噛むたびに牧草と穀物の香りが口に広がる。

このステーキの横に、台地で採れたニンジンやゴボウを添えるのが、この町の食べ方だ。野菜は塩漬けにして保存し、冬の間も食卓に上る。牛久のワインを傍らに、肉と野菜と、この町の時間を一緒に味わう。
地ビールと、フレンチの手羽先で、もう一つの顔を
牛久シャトーの地ビール6本セットは、同じシャトーが手がけるクラフトビール。ワインだけでなく、ビール醸造も、この町の産業の一部だ。飲み比べながら、それぞれの香りの違いを感じるのは、晩酌の楽しみ方の一つ。
特製手羽先のファルシは、フレンチの技法で仕上げた一品。12個セットは、家族の食卓にも、友人を招いた時にも使える。冷凍で届き、温めるだけで食べられる。手羽先の中に詰められた具材の香りが、牛久シャトーのビールとよく合う。
この町の返礼品は、ワインと畑作、そして肉の産地としての顔を、同時に映し出している。東京圏の通勤地でありながら、自分たちの食べ方を持つ町。その食卓を、寄付を通じて家に迎え入れることができる。
