雪深い盆地が塩を生む
磐梯山の北麓に広がる北塩原村。村の総面積の86%が山林という、ほぼ山そのものの地形だ。標高は地区によって大きく異なる。北山は200~300メートル、大塩は400~500メートル、桧原は800~1000メートル。この高低差が、村の産業を分ける。
大塩地区。江戸時代から塩が取られてきた土地だ。かつて会津藩の御用塩として重宝された会津山塩は、この地の地下水から生まれる。冬の気温が-20℃を下回る厳寒地。年間降水量は1800ミリを超える豪雪地帯。こうした気候条件が、塩の結晶化を促す。塩辛さだけでなく、ミネラルの深みが、この塩の正体だ。

同じセットに入る北塩原村産のコシヒカリ。北山・大塩地区の農地は、大塩川の流域に広がる。冷涼な気候、豊かな水。米作りに必要な条件が、ここにはある。粒が立ち、甘みが引き締まった米になる。塩と米。この二つは、同じ土地の気候と水が生んだ兄弟のような存在だ。
湖と温泉、観光の季節
1888年の磐梯山噴火。その時、周囲の川が堰きとめられて桧原湖が生まれた。今、冬場はワカサギ釣りで、夏場はバスフィッシングで賑わう湖。五色沼をはじめ、大小300余りの湖沼群が「裏磐梯」と呼ばれる地域を形作っている。
夏には登山客、冬にはスキー客が訪れる。そうした季節の来訪者を受け入れるため、村には温泉施設や宿泊施設が点在する。楽天トラベルクーポンや観光協会加盟施設利用券は、こうした施設で使える。磐梯朝日国立公園の玄関口として、この村は季節ごとに表情を変える。寄付して、その季節の北塩原村を訪ねるのも、一つの選択肢だ。
