山に挟まれた谷間の冬
西和賀町に入ると、風景が一変する。東西を1,000メートル級の険しい山地に挟まれ、南北に細長く伸びた和賀川の渓谷。三方を奥羽山脈に囲まれたこの地形が、冬をもたらす。
降雪量は年1,000センチを超える。-20℃を下回る気温も珍しくない。特別豪雪地帯に指定されたこの町で、人々は何百年も前から温泉とともに暮らしてきた。湯田温泉峡、沢内バーデン、湯川温泉。谷間のあちこちに湯が湧く。
冬の深さが深いほど、温泉宿の灯は温かく見える。雪に包まれた窓の外を眺めながら、湯に浸かる。その時間は、この町の地形が作った贈り物だ。
雪国の宿で、季節を感じる
湯田温泉峡の宿泊クーポンは、この町の温泉施設で使える。寄付すれば、クーポンが手元に届く。それを持って、冬の谷間へ。

宿に着いた夜。窓の外は雪。食卓には、この町で育った野菜や、温泉熱を利用して栽培されたりんどうの花が活けられているかもしれない。朝、目覚めると、また雪が積もっている。そういう季節の繰り返しの中で、温泉宿は静かに営まれている。

より高い寄付額のクーポンを選べば、連泊も可能だ。二日目、三日目と、この町の冬に身を委ねる。湯本商店街を歩けば、地域の人々の暮らしが見える。あやめ園の跡地、川尻貯砂ダム、弁天島。雪に覆われた風景の中で、この町の輪郭が少しずつ浮かぶ。

最も高い寄付額のクーポンなら、さらに長く滞在できる。冬の谷間で、時間の流れが変わる。朝日が山の斜面を照らす瞬間。夜、星が雪に反射する光。そうした季節の細部が、この町を知る手がかりになる。
奥羽山脈に囲まれた地形は、この町を孤立させたのではなく、独特の風土を守ってきた。その風土の中心に、温泉がある。寄付を通じて、その温泉宿で冬を過ごす。それは、この町の地形と季節を、身体で感じることだ。
