秋、山の斜面で熟れる小さな実
日高市の西部は外秩父山地の東麓。丘陵地が広がり、ゴルフ場が点在するこの地形は、実は果樹栽培にも適している。フルーツほおずきは、そうした山裾の農園で、夏の日差しを浴びて秋に熟れる。

ほおずきは、透き通った薄皮に包まれた小さな実。一粒ずつ、その皮を剥いて食べる手仕事がある。甘酸っぱさが口に広がり、種の食感が残る。冷蔵庫で冷やして、夜の台所で、家族で一粒ずつ摘んで食べる—そういう季節の過ごし方が、この実には似合う。約500グラムで60~80個という量は、毎晩少しずつ、秋の終わりまで食卓に置いておける分量だ。
北の海から、塩漬けの仕事
一方、北海道産の本ししゃもは、別の季節の手仕事を運ぶ。ししゃもは、産卵期に漁獲され、塩漬けにされて届く。焼く前に塩を軽く落とし、串を通して火にかける。その香りと、身の締まり具合は、塩漬けという保存の技術があってこそ。

10尾から40尾まで選べるというのは、家族の人数や食べるペースに合わせられるということ。朝食の一品として、あるいは晩酌の肴として、何度も火にかけることになる。北の漁場の季節が、塩漬けという仕事を通じて、埼玉の台所に着地する。
米の食べ比べ、秋の収穫を味わう
秋は米の季節でもある。ゆめぴりか&おぼろづきの食べ比べセットは、北海道産の二つの品種を、各5キログラムずつ。同じ季節に収穫された米を、炊き分けて、食べ比べる。粘りの違い、香りの違いを、毎日の食卓で感じることになる。
計10キログラムは、四人家族なら一ヶ月弱の量。秋から冬へ向かう季節の中で、米の個性を知る時間が生まれる。