火山灰の土が育てた、町のビール
洞爺湖町は、有珠山と昭和新山という二つの活火山に抱かれた町だ。1944年から1945年にかけて昭和新山が生成され、1977年と2000年にも有珠山は噴火している。この火山活動が刻み込んだ地層——ローム層や安山岩、火山灰——が、町の風土そのものになっている。
私がこの町を見るとき、最初に目に入るのは、その地質の上に立つ人間の営みだ。農業、漁業、そして観光。いずれも火山がもたらした土地の性質と向き合い続けてきた産業である。
その中で、ここ数年注目を集めているのがLake Toya Beerだ。町内で醸造されるクラフトビールで、定番4種を4本セットで届く。ペールエール、IPA、ラガー、スタウト——季節を問わず、晩酌の相棒になる4つの表情を持つ。

ビール醸造に必要な水は、この町の地下から汲み上げられる。火山灰層を通った水は、ミネラルバランスに優れている。また、町の農業で育つ大麦や、内浦湾(噴火湾)で獲れる海産物との相性も、地元の醸造家たちは意識している。瓶に詰められたビールは、洞爺湖町という場所そのものを飲むことに近い。
火山灰の土が育てた、夏の果実
同じ土地から、北海道産ブルーベリーも届く。100グラム×4袋の冷凍ベリーだ。

洞爺地区では野菜をはじめ、いも類、豆類、水稲などが生産されている。ブルーベリーもまた、この火山灰の土で育つ果実の一つだ。冷凍で届くため、ヨーグルトに混ぜたり、デザートに使ったり、ジュースにしたり——季節を問わず、台所に常備できる。

夏の盛りに摘まれたベリーが、冬の食卓に着地する。そうした時間の流れの中で、洞爺湖町の農業の営みが見える。
湖と海に囲まれた町の、もう一つの顔
町の経済は、第三次産業が全体の70%を占める観光地である。年間250万人以上の観光客が訪れ、洞爺湖温泉は町の顔だ。ザ レイクビュー TOYA 乃の風 リゾートでの一泊二食付きペアプランは、その観光資源を直接体験する道だ。
しかし私は、この町の本質は、火山と農漁業の営みにあると考える。観光客が訪れるのは、その営みが生み出した風景と、そこから生まれた食べ物があるからだ。ビールも、ブルーベリーも、温泉も——すべては、有珠山とその周辺の地質が与えた恵みの上に成り立っている。
