冷たい海が育てた、塩辛い食べ物の町
礼文島は、稚内から西へ60キロ。周囲72キロの小さな島だ。冬は気温が氷点下15度を下回り、年間を通じて冷たい風が吹く。こういう土地では、食べ物が塩辛くなる。塩漬けにしなければ保たない。燻製にしなければ日持ちしない。そうして何百年も、漁師たちは海の幸を塩辛く仕込んできた。
夏はエゾバフンウニと利尻昆布の産地として知られ、ウニ丼の発祥地でもある。だが、この町の本当の顔は、通年で獲れるホッケだ。春から秋、漁師たちが毎日のように揚げるホッケ。それを塩漬けにし、燻製にし、ちゃんちゃん焼きにして食べてきた。
推し一品:香深産の開きほっけ、ちゃんちゃん焼きセット
香深産の開きほっけとちゃんちゃん焼き詰め合わせは、この町で最も日常的に食べられてきた食べ方を、そのまま家に届ける。開きほっけは、塩漬けにしたホッケを干したもの。焼くと、身がしっとり、皮はぱりぱり。白いご飯の上に乗せると、塩辛さが米粒一粒に沁み込む。朝食でもいい、晩酌の肴でもいい。

ちゃんちゃん焼きは、ホッケを半身に切り、味噌ダレで焼いたもの。北海道の漁村では、漁師の妻が番屋(漁小屋)で作ったとされる。ホッケの脂が味噌ダレに溶け込み、野菜と一緒に焼くと、家の台所が磯の香りで満ちる。冷凍で届くので、夜に解凍して、フライパンで温めるだけ。手間がない。
季節の贈り物:生ウニと、酢蛸足
夏場、礼文島の漁師たちが最も誇る獲物が生ウニだ。ミョウバン不使用の冷凍生ウニは、キタムラサキウニ。濃い黄色で、甘みが強い。40グラム×2個という量は、家族で丼にして食べるには十分。解凍して、温かいご飯に乗せると、ウニの甘さが口に広がる。この町はウニ丼の発祥地だからこそ、生ウニの質にこだわる。

通年で食べたいなら、特製ダレの酢蛸足も選択肢だ。500グラムという量は、家族で何度も食卓に上る。酢蛸は、冷蔵庫に常備しておくと、晩酌の肴になり、ご飯のおかずになり、冷たい蕎麦の上に乗せてもいい。礼文島の冷たい海で育った蛸は、身が締まっている。酢漬けにすることで、その歯ごたえが活きる。
選び方:季節と食べ方で組み合わせる
この町の返礼品は、季節と食べ方で選ぶといい。通年で食べたいなら、開きほっけとちゃんちゃん焼きの詰め合わせ。夏に生ウニを食べたいなら、冷凍ウニを。酢蛸足は、冷蔵庫に常備する常備菜として。どれを選んでも、礼文島の漁師たちが毎日食べてきた、塩辛く、素朴な食べ物が家に届く。それが、この町からの返礼品の本質だ。
