石狩川の湾曲部に開かれた田園、その米
南幌町の地名は、アイヌ語で「湾曲して緩やかに流れる所」を意味する「ポロモイ」に由来する。石狩川がゆるやかに蛇行する地形を指していた。その川に囲まれた平地を、開拓者たちが碁盤の目状に農地整理した。今も町の基幹産業は稲作だ。
札幌市に近いベッドタウンとして人口が増えた町だが、農業の営みは変わらない。特別栽培米ゆめぴりかは、農家が直送する「今摺り米」。つまり、注文を受けてから精米する。白米が家に届く時点で、すでに新しさが違う。

炊き立ての香りが立ち上がる瞬間、この米がどこで育ったのかが、ふと思い出される。川に囲まれた平地。春の田植え、夏の水管理、秋の刈り取り。そうした季節の手当てが、一粒一粒に詰まっている。毎日の食卓に、その風景が着地する。
冷たい甘さ、地元の牛乳から
同じ町で作られる手作りアイスクリームは、北海道産の牛乳を使う。120ミリリットルの小ぶりなカップが12個、好みの詰め合わせで届く。

夏の午後、冷蔵庫から取り出して、スプーンを入れる。手作りだからこそ、濃厚さと優しさが同時にある。子どもの帰宅時のおやつに、大人の晩酌後の締めくくりに。季節を問わず、台所に常備しておきたい品だ。

麺も、この町の手仕事
北海道小麦100%の海鮮ラーメンも、町の返礼品として選ばれている。3種類が2セット、計6食。北海道産の小麦で打った麺は、地元の水で仕込まれたものだろう。スープを張った丼に、その麺を落とす時の手応えが、工業製品とは違う。
札幌に近い立地だからこそ、この町は農業と食の手仕事の両立を守ってきた。米も、アイスも、麺も。すべてが、石狩川に囲まれた平地で、誰かの手によって丁寧に作られたものだ。