平野部の米作りが、この町の基礎
小松市は、西は日本海に面した平野部、東は山地に囲まれた地形をしている。梯川が東から西へ流れ、その流域の平野部には田畑が広がっている。工業の町として知られるが、実は米の産地でもある。私はこの町を、重工業と農業が共存する珍しい風景を持つ場所だと見ている。
冬は日本海側気候の影響で雪が多く、秋から冬のはじめには「時雨」と呼ばれる晴天と激しい風雨が交互にやってくる。この厳しい気候が、米を育てる。平野部の住宅地の間に、今も田畑が多く残っているのは、この土地の農業が生きているからだ。
小松産こしひかり、家の食卓へ
小松産こしひかりは、この平野部で育った米だ。5kg か 10kg を選べる。届いた時点で精米されているので、開けてすぐに炊ける。

小松の米は、梯川の伏流水を水源とした手取川の水で育つ。冬の厳しさを経た春から夏へ、日中は気温も太平洋側と変わらず、湿度が高い環境で、粒が詰まった米になる。家で炊くと、粒がしっかり立つ。朝の食卓に、白い飯が映える。毎日食べるものだからこそ、産地の顔が見える米を選ぶ価値がある。
酒造りの町、小松の日本酒
米があれば、酒がある。小松市には複数の蔵がある。神泉セットは、フランスの国際ワインコンクールで受賞した純米大吟醸を含む 300ml × 3本。小ぶりなサイズは、晩酌に、あるいは贈り物に使いやすい。

より飲み比べを楽しみたければ、加賀ノ月 月暦セットは 720ml × 6本で、純米大吟醸から本醸造まで、蔵の個性を一度に味わえる。冬の夜、時雨の音を聞きながら、地元の酒を傾ける。そういう時間が、この町の食卓にはある。
米と酒を支える、もう一つの産業
小松市は建設機械メーカー・コマツの企業城下町だ。1921年の創業以来、この町の経済を支えてきた。だが、その工業地帯の傍らで、米作りは続いている。平野部の田畑と工場が隣り合う風景は、日本の地方都市の現実を映している。
返礼品を選ぶ時、この町の食べ方を想像してほしい。米を炊き、地元の酒を飲む。それは、工業の発展と農業の営みが、同じ土地で共存している証だ。特栽つきあかりのような別品種の米や、ゆめみづほも選べる。毎月、異なる米を試す楽しみもある。
小松の食卓は、派手ではない。だが、梯川が運ぶ水と、冬の厳しさが育てた米と酒がある。それで十分だ。
