火山灰と湧き水が作る、甘さの地層
島原市は、雲仙岳の東斜面に広がる町だ。西に平成新山を抱え、東は有明海に面する。この地形が、すべてを決めている。
火山灰質の土壌、豊富な湧き水、そして有明海からの潮風——これらが重なるとき、果実は独特の甘さを帯びる。私が島原のメロンを推すのは、その甘さが『偶然』ではなく『地形の必然』だからだ。
マルセイユメロンは、この町で育つ。寄付すると、2L・3L・4Lのサイズから選べて届く。夏の盛りに、冷蔵庫で冷やしたメロンを切ると、果肉は淡いオレンジ色。一口かじると、火山灰が濾した水と、塩辛い海風が育てた糖度が、舌に溶ける。

メロンは日持ちがしない果実だ。届いたら、すぐに食べる準備をする。家族で囲む食卓、あるいは夏の午後、ひとりで半分を食べる。そういう『今この瞬間』の喜びが、メロンにはある。
有明海の恵みを、干物で保存する
一方、海の側では別の営みがある。有明ガネ(カニの島原方言)、クルマエビ、ワカメ——この海は、季節ごとに異なる顔を見せる。
生原料にこだわった干物セットは、その海の季節を、乾かして保存したものだ。アジ、タイ、カマス、イカ、メバル。朝焼きにして、ご飯の上に乗せる。あるいは酒の肴に。干物は、メロンと違い、台所に常備できる。冷蔵庫の片隅に置いておけば、急な食卓の隙間を埋めてくれる。

普賢岳の火山灰を利用して作られた干物もある、と聞く。火山が、この町の食卓を二重に支えているのだ。
季節の野菜と、鶏肉の日常
火山灰質の土壌は、野菜も育てる。ダイコン、ニンジン、ジャガイモ、白菜——田畑は、四季を通じて何かを出荷している。
旬のおまかせ野菜セットは、その季節の顔ぶれを、定期便で届ける。野菜・フルーツ13〜14品目と卵6玉。何が入っているかは、届いてからのお楽しみ。台所に立つたびに、『今月は何が来たか』と確認する。そういう季節感の更新が、毎日の食事を生きたものにする。
畜産では、雲仙しまばら鶏が知られている。鶏ジャーキーは、その鶏肉を塩辛く仕上げたもの。酒の肴に、あるいは子どものおやつに。小分けされた50gは、食べきりやすい。
返礼品を選ぶときの視点
この町の返礼品を選ぶなら、『今食べたいもの』と『保存できるもの』の両方を考えるといい。メロンのような季節の果実は、届いたらすぐに家族で囲む。干物や野菜セットは、台所の常備として機能する。
長崎和牛も返礼品にあるが、この町の本質は『火山灰と湧き水と海』にある。その三つが交わるところで育つ、メロン・野菜・干物——それらを軸に選ぶと、島原の食卓が見えてくる。
