宿毛湾で育つ鯛の季節
高知県の南西端、愛媛県と隣り合う宿毛市。ここは港町だ。江戸時代には近畿から九州へ向かう船の寄港地として栄え、今も宿毛湾港は重要港湾として機能している。その湾で育つ真鯛が、鯛しゃぶセットとして家に届く。

鯛しゃぶは、薄く切った身を熱い出汁にくぐらせて食べる。お頭も入っているから、届いた時点で「これは一尾の鯛だったんだ」と実感できる。身は透き通り、火を通すと白くなる。その瞬間が、食卓の中心になる。冬の夜、家族で囲む鍋に、宿毛湾の水温と潮の流れが一皿に凝縮されている感覚。刺身としても食べられるから、しゃぶしゃぶの前に一切れ、塩で味わうのもいい。
宿毛は一年を通して温暖な気候だが、冬の季節風が吹く時期こそ、鯛の身が締まる。その時期の鯛を、この返礼品は届けている。
粕漬けと米で、台所を整える
同じ港町の仕事として、粕漬けセットも目に留まる。鮭、さわら、銀だらが酒粕に漬けられている。朝食の焼き魚として、あるいは夜の一品として、冷蔵庫に常備しておくと台所が整った気分になる。粕の香りが、ご飯を進める。

米はコシヒカリの定期便で、毎月届く仕組みもある。宿毛の土地で育った米を、季節ごとに新しいものが家に着く。鯛も粕漬けも、白いご飯があってこそ活きる。
小さな港町の、積み重ねた仕事
宿毛市の人口は約1万9千。決して大きくない町だが、海に面し、山に囲まれ、季節の恵みを形にする仕事が地続きで続いている。返礼品として届くのは、その仕事の一部だ。観光地としての宿毛リゾート椰子の湯も、だるま夕日も、町の顔ではあるが、毎日の食卓を支えるのは、こうした鯛であり、粕漬けであり、米である。
寄付は、その積み重ねを応援する形になる。
