青野川の流域に広がる、小さな農地の風景
南伊豆町に入ると、まず目に入るのは青野川の流れだ。全長17.2キロ、伊豆半島の最南端を流れるこの川は、下賀茂温泉と弓ヶ浜温泉の二つの小さな温泉街を潤している。川沿いの段々畑や小規模な農地は、この町の産業の根幹を支えている。
複雑に入り組んだリアス式海岸、石廊崎などの景勝地に囲まれながらも、この町の人々は静かに土を耕してきた。人口7700余りの小さな町だからこそ、農業は単なる産業ではなく、生活そのものだ。
冷凍いちごが、この町の季節を運ぶ
冷凍いちごは、南伊豆の農地が育てた果実を、そのまま冬の食卓へ届ける。摘みたての甘さを閉じ込めた状態で家に着く。

冷凍という形態は、この町の農業の現実を映している。小規模な農地で丁寧に育てられた苺は、生のままでは流通の距離に耐えられない。だが冷凍することで、青野川流域の土が育てた味わいが、遠く離れた食卓にも届く。
ヨーグルトに混ぜる。スムージーにする。焼き菓子の具にする。冷凍のまま口に含むと、濃い甘さが広がる。季節を問わず、南伊豆の春の恵みを食べることができる。
海の幸と、季節の野菜で、町の営みを知る
この町の返礼品を選ぶなら、海と山の両方を味わうことをお勧めする。
天然のさざえは、複雑に入り組んだ海岸線が育てた貝だ。石廊崎沖の潮目で育つ身は、磯の香りを閉じ込めている。バーベキューで焼くも良し、酒蒸しにするも良し。

年間を通じた野菜と果物の定期便は、青野川流域の農家が季節ごとに送る、その時々の最良のものだ。春の新玉ねぎ、夏の野菜、秋の果実、冬の根菜。小さな町だからこそ、農家の顔が見える。
南伊豆町への寄付は、この町の人々が静かに営む農業と漁業を、遠く離れた食卓で支えることになる。
