駿河湾に面した、日本有数の漁業基地
焼津市は静岡県中部、駿河湾の沿岸に位置する。志太平野の北東に広がり、東西の交通アクセスに恵まれた土地だ。だが何より、この町の顔は海にある。焼津漁港と大井川港の二つの港湾を擁し、2020年の漁業水揚げ額は全国一位。江戸時代からカツオ漁が盛んで、明治には焼津節が土佐節を抜いて東京市場の首位を確保した。昭和に入ると遠洋漁業の基地として発展し、今も毎日、駿河湾と外洋から獲れたばかりの魚が陸揚げされる。
町の成り立ちは、この漁業と切り離せない。1614年には焼津産の生鰹と甘鯛が徳川家康に献じられ、1705年には既に鰹節の製造が行われていた。1901年には焼津町が町制を施行し、翌年には焼津漁業組合が設立される。1907年には氷で冷やす鮮魚の運搬方法が普及し、1908年には冷蔵貨車による高速輸送が本格化した。つまり、焼津は単なる漁村ではなく、日本の水産流通を先導した町なのだ。
現在、焼津港は超低温冷蔵庫(-45℃)を備え、毎日、天然マグロやカツオが全国へ送られていく。その鮮度と品質は、この町の漁業インフラと歴史に支えられている。
天然マグロ、小分けで家に届く
推し一品は、焼津の天然ネギトロ、小分けセットだ。天然鮪を使い、100g×14個、計1.4kgが届く。

この返礼品の良さは、何より「小分け」にある。冷凍で届いたネギトロを、食べたい分だけ解凍する。朝、ご飯の上に乗せて海鮮丼にする。翌日は手巻き寿司の具に。軍艦巻きにも、ねぎとろ巻きにも使える。一度に1.4kg食べ切る必要がなく、家族の食べ方に合わせて、週に何度も焼津の海が食卓に上る。
天然マグロのネギトロは、養殖と違い、身の色が濃く、脂の乗り方が季節で変わる。冬場は脂が乗り、夏場は赤身が引き立つ。その時々の駿河湾の恵みを、家の冷凍庫で保存し、好きなタイミングで食べる。これは、焼津の漁業が支える、最も身近な食べ方だ。
桜えびと、マグロの角煮
焼津の返礼品は、マグロだけではない。桜えび、生冷凍も届く。35g×10パック。駿河湾の春の風物詩である桜えびは、生のまま冷凍されている。解凍して、かき揚げにする。塩辛い香りが立ち、ご飯が進む。あるいは、サラダに散らし、磯の香りを添える。

もう一品、マグロの角煮、大容量も選べる。1kg、土佐煮の手法で仕込まれたマグロの身。ご飯のおかずとして、毎日の食卓に置ける。冷蔵で保存し、温めて食べる。焼津の漁業が生んだ、保存食の伝統だ。
米と、季節の選択肢
焼津は漁業の町だが、志太平野の北東に位置し、農業も営まれている。焼津産コシヒカリ、10kgは、この平野で育った米だ。5kg袋×2で届く。新米の季節には、焼津の海で獲れた魚と、焼津の田で育った米が、同じ食卓に並ぶ。
返礼品の選択肢は、寄付額によって分かれる。1万円台から3万円台まで、旅行クーポンや地元施設の宿泊券も用意されている。だが、この町を食卓で感じたいなら、マグロとえび、米を選ぶことをすすめる。焼津の風土は、海と平野の両方に支えられているからだ。
申し込みの実際
返礼品は、楽天ふるさと納税やふるさとチョイスなど、各ポータルサイト経由で申し込む。寄付額は1万円から。マグロのネギトロは1.2万円、桜えびは1万円、米は1.9万円から2.4万円。複数回の配送を選べる品も多く、季節ごとに焼津の漁獲を受け取ることもできる。
焼津市は、2008年に大井川町を編入し、現在の市域を形成した。人口は約13万6千。駿河湾の深海と、志太平野の豊かさが、この町の食卓を支えている。
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