盆地の米、山から海へ
山口市は山口県のほぼ中央、南北に長い盆地の中にある。椹野川が盆地を貫き、その両岸に市街地が形成されている。幕末に長州藩が藩庁を萩から移してきた時から、この町は県政の中心地だ。だから今も県庁舎がここにあり、行政の営みが町を支えている。
しかし行政だけでは食卓は満たされない。この町の食べ方を知るには、盆地の地形と、瀬戸内海に面した南の海岸線を同時に見る必要がある。北は中国山地の南西端に接し、冬は関東以西の県庁所在地の中でも降雪量が多い。その寒暖差の激しい気候が、米を育てる。
阿東のこしひかりは、市の北部・阿東地区で作られる。2010年に編入されたこの地域は、山口市の中でも最も山深く、佐波川の源流に近い。冷たい水、昼夜の気温差、そして北部特有の寒さ。こうした条件が、粒の揃った、芯のしっかりした米を生む。無洗米で届くから、研ぐ手間がない。炊きたての湯気の中で、粒の立ち方を見れば、この米がどこで育ったかが分かる。

同じ北部の徳佐の米こしひかりも、旧徳地町の米だ。こちらは2kg×5袋で、家族の一週間分を一度に揃えられる。白米で、毎日の食卓に無理なく組み込める量感だ。

瀬戸内の漁港から、海鮮丼の具へ
南に目を向けると、山口市は瀬戸内海に面している。秋穂漁港、相原漁港、阿知須漁港、山口漁港の4つの漁港がある。椹野川では内水面漁業による鮎の養殖も行われている。
海鮮丼4品セットは、ネギトロを含む4種の刺身が660gで届く。冷凍で保存でき、食べたい時に解凍して、白いご飯の上に乗せるだけ。盆地の米と、瀬戸内の海が、一つの丼の中で出会う。この町の地理そのものが、食卓に映る。
季節の果実と、定期便の選び方
山口市の返礼品には、定期便も多い。ご褒美フルーツ定期便は12回、一年を通じて季節の果実が届く。春から初夏のいちご、夏のぶどう、秋の梨、冬の柿——盆地と海岸線を持つこの町は、多様な果樹の産地でもある。毎月、何が届くか分からない楽しみは、その季節に何が旬かを体で知ることでもある。
米は毎日、海鮮は週に一度、果実は季節ごと。山口市への寄付は、県庁所在地の行政機能を支えながら、同時に盆地と海の恵みを、自分の台所に着地させることだ。
