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揖保川の恵みを漬けた、龍野の海鮮漬け

瀬戸内海に面した御津町の漁場から、秘伝のタレで仕立てた一皿。

たつの市の風景
たつの市(兵庫県)/ 写真: Wikimedia Commons

たつの市のおすすめ(編集部が選定)

収録返礼品は全1件。

揖保川河口、室津港の朝獲れ

龍野市の南端、揖保川が瀬戸内海に注ぐ御津町。ここに室津港がある。司馬遼太郎の『街道をゆく』にも登場した港だ。私はこの町を、山から海へ一本の川が貫く、小さな流域の物語として見ている。

北の中国山地から流れ下った揖保川は、江戸時代には素麺の産地を潤し、醤油の仕込み水となり、今も漁業を支えている。室津港で揚がる魚たちは、その川の流れ込みがもたらす栄養に育った。朝の競りで選ばれた旬の海鮮を、この町で代々受け継がれた秘伝のタレに漬ける——それが海鮮漬けセットだ。

海鮮漬けセット
海鮮漬けセット ・ ¥10,000

台所に届く、漬けの仕事

五パック入りで届く。一パックは一食分、あるいは二人で分ける量。冷蔵庫に入れば、そのまま白いご飯の上に乗せるだけで晩酌の肴になる。漬けの仕事は既に済んでいるから、解凍して器に盛るだけ。手間がない。

だが「手間がない」ことの価値は、実は大きい。毎日の食卓で、新しく何かを作る気力がない夜もある。そういう時に、質の良い漬けが冷蔵庫にあると、食事が一段階上がる。ご飯が進む。酒が進む。家族の顔が少し柔らかくなる。

秘伝のタレというのは、一度の試行錯誤ではできない。何年も、何十年も、季節ごとの魚の脂の乗り具合を見ながら、塩梅を整えてきた職人の手がある。その積み重ねが、一パックの中に詰まっている。

龍野の産業の、もう一つの顔

たつの市といえば、素麺と醤油が知られている。だが漁業も、この町の生業の一つだ。御津町は瀬戸内海に面し、揖保川の河口という地の利を持つ。山と海が近い。そういう町だからこそ、海の幸を塩漬けにして保存し、食卓に届ける技術が育った。

寄付をすれば、その技術と、室津港の朝の営みが、あなたの家の冷蔵庫に着地する。それは観光ではなく、日々の食べ方の一部になる。

たつの市のおすすめ返礼品(編集部の推し)

H-139 贅沢な味わい 海鮮漬けセット(5パック)

¥10,000

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兵庫県・市 ・ 人口約73,952 ・ 素麺製造・醤油製造・皮革製造 ・ 収録返礼品 1件 ・ 自治体公式

たつの市に寄付して受け取れる返礼品(1件)

龍野は城下町として知られ、素麺と醤油の産地として語られることが多い。だが南に目を向けると、瀬戸内海がある。室津港という古い港町があり、漁師たちがいる。この返礼品は、その「南の顔」を代表するものだと思う。山と川と海が一つの流域を作る町の、食べ方の提案。— 高木 みのり