扇状地が育てた牧場の牛
安曇野は、梓川や烏川、黒沢川といった複数の河川が北アルプス山麓から流れ出し、松本盆地の北西部に広がる複合扇状地の上に成り立っている町だ。この地形が、今の安曇野の産業と食卓を決めている。
扇状地の上流部、扇端と呼ばれる地帯には豊富な湧水が湧き出す。ここはワサビの栽培地として知られ、日本最大規模のわさび園を持つ地でもある。だが、その湧水の恵みは野菜だけに留まらない。清冽な水は、牧場の牛たちを育てる。信州プレミアム牛肉の焼肉セットは、この山麓の牧場で育った牛を、霜降りと赤身の両方で味わえる品だ。届いた時点で既に部位ごとに仕分けられているため、焼肉の準備は簡潔だ。冬の夜、家族で囲む焼肉鍋に、北アルプスの清水が育てた牛の脂が滴る。その味わいは、この町の地形そのものを食べることに近い。

扇央部の水田と、旅人を迎える宿
扇状地の中央部、扇央と呼ばれる地帯は、かつて河川の地表流量が減少するため耕作に不向きだった。しかし拾ヶ堰をはじめとした多くの用水路が開発されることで、現在のような水田地帯へと変わった。人の手が水を引き、田を潤す。その営みが、今も続いている。
この町は、北アルプスへの登山口であり、また松本盆地から山越えする旅人の通り道でもある。楽天トラベルクーポンは、市内の対象施設で使える宿泊券だ。春の田植え時期、初夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪景色。季節ごとに異なる北アルプスの表情を眺めながら、地元の食事を摂る。そうした旅の拠点として、安曇野の宿は機能している。

安曇野市は2005年に5つの町村が合併して誕生した新しい市だが、その産業の根は深い。湧水、河川、扇状地という地形が決めた農業と畜産。それらが今も、返礼品として家に届く。
