砂丘が育てる米、選べる量で家の食べ方に合わせる
かほく市は、能登と加賀の国境を越える街道に位置する町だ。江戸時代には宿場町として栄え、今も宇ノ気、高松、七塚という三つの旧町の地形と産業が重なり合っている。その地形の特徴が、この町の食卓を決めている。
砂丘を利用した農業が盛んで、特に米作りはこの土地の本質そのものだ。かほく市産こしひかりは、特別栽培米として届く。2kg から 6kg まで容量が選べるのは、一人暮らしから家族まで、その家の食べ方に合わせるためだ。砂丘の水はけの良さと、冷涼な気候が米の甘みを引き出す。炊きたての香りが立つ瞬間、この町の風が台所に入ってくる感覚がある。

同じ砂丘で育つ別の品種もある。特別栽培米ミルキークイーンは、粘りと甘みが強く、冷めても味が落ちにくい。おにぎりや弁当に向く米だ。発送月が選べるので、新米の季節を待つ楽しみもある。

砂丘の葡萄から、夜の一杯へ
この町の砂丘はぶどうも育てる。かほくの口福は、地元産の葡萄を使ったリキュール。7度という低めのアルコール度数は、食後の晩酌や、冷やして夏の夕涼みに向く。砂丘で育つ果実の甘さが、そのまま瓶に詰まっている。
この町に寄付すると、米と葡萄という砂丘の二つの恵みが家に届く。街道の町が、今も食卓を支えている。
