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高岡、富山湾を望む城下町の昆布締め

庄川と小矢部川が運ぶ扇状地に、前田利長が開いた商工業の町。その海は、昆布締めの味を育てた。

高岡市の風景
高岡市(富山県)/ 写真: Wikimedia Commons

高岡市のおすすめ(編集部が選定)

収録返礼品は全10件。

扇状地の町、海に向かう

高岡の町は、二つの川が運んだ土地の上に立つ。庄川と小矢部川。北東から南にかけて広がる扇状地に、1609年、前田利長が城を築き、町を開いた。城は15年で廃城となったが、その後の商工業への転換が、この町を今まで支えてきた。

町の北東は富山湾に面している。雨晴海岸は、男岩・女岩といった島々を抱き、湾越しに立山連峰を望む。この海が、高岡の食卓に何をもたらすか。

昆布締めの詰め合わせは、その答えの一つだ。カジキ、車鯛、甘えび、つぶ貝——富山湾で獲れた魚を、昆布で締める。昆布の香りが、白身の甘さを引き出す。刺身として、そのまま食卓に届く。冷凍で送られてくるから、解凍して、酒の肴に、ご飯の上に。季節を問わず、湾の味を家に迎える。

昆布締めの詰め合わせ
昆布締めの詰め合わせ ・ ¥14,000

鋳物の町が、海の幸を仕立てる

高岡は、高岡銅器で知られる鋳物の町だ。城下町として発展した商工業の伝統は、銅器だけではない。海に近い立地が、漁業と食の加工を育ててきた。

別の昆布締めセットには、真鯛、いか、甘えび、ひらめ、たこ、鯵が入る。同じ昆布締めでも、季節や漁況で顔ぶれが変わる。その時々の海が、食卓に映る。

別の昆布締めセット
別の昆布締めセット ・ ¥27,000

町の南部は砺波平野に含まれ、屋敷林に囲まれた散居村の風景が広がる。北は海、南は平野。高岡は、両方の恵みを受ける地形の上に立っている。

温泉と工芸、町の別の顔

雨晴温泉の宿泊補助券は、その海岸の景勝地に泊まる道を開く。磯はなびという宿で、富山湾を眺めながら湯に浸かる。高岡銅器のデカンターは、町の工芸の技を、日常の食卓に置く。ワインを注ぎ、光を通す銅の色合いが、晩酌の時間を静かに彩る。

前田利長が名づけた「高岡」は、『詩経』の一節に由来する。鳳凰が鳴く高き岡。その町は、今も、海と平野と山に囲まれ、商工業の手で、日々の暮らしを仕立てている。

高岡市のおすすめ返礼品(編集部の推し)

昆布締め 刺身 すぐ食べられる 昆布じめ 詰め合わせ

¥14,000

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富山県・市 ・ 人口約165,880 ・ 高岡銅器(鋳物)・高岡漆器・商工業 ・ 収録返礼品 10件 ・ 自治体公式

高岡市に寄付して受け取れる返礼品(10件)

高岡は、城下町から商工業都市へと転じた町だ。その転換の中で、銅器という工芸が生まれ、海の幸が食卓に上るようになった。昆布締めは、その転換の産物——海の近さと、加工の技術が出会った一品だと思う。富山湾の季節の魚を、昆布で仕立てる。シンプルだが、町の立地と歴史が、その味に凝縮されている。— 和田 景一