峠の町、雪に包まれて
新潟県の最南端。群馬・長野との県境に立つ湯沢町は、山に囲まれた盆地だ。東は飯士山のすそ野、西は清津川沿いの山域。町の総面積の九割以上が山林である。冬、ここには年間一千センチを超える雪が降る。特別豪雪地帯の指定を受けた、雪国中の雪国だ。
江戸時代、この町は三国街道の宿場町として栄えた。関東と佐渡を結ぶ峠越えの要衝。三俣宿を中心に、浅貝、二居の宿駅が置かれ、参勤交代の大名行列や、越後の米・鮭・塩を運ぶ商人たちが行き交った。峠を越える者たちの足音が、この町の歴史を刻んできた。
戦国の世には、上杉謙信がこの峠を越えた。関東遠征のたびに、軍馬の行列が三国峠を通った。その軍道の整備が、後の街道へとつながっていく。町は峠の守りの要衝でもあった。荒戸城、浅貝寄居城—戦乱の中で築かれた砦が、この地の戦略的な重要性を物語っている。
雪と水が育てる、コシヒカリ
今、この町から届く返礼品の中で、最も町の本質を映すのは米だ。湯沢産コシヒカリである。

雪国の米は、雪によって育つ。冬の積雪は、春の豊かな水をもたらす。魚野川、大源太川—町を流れる川々は、山々から流れ落ちる雪解け水で満ちる。その水が、盆地の田を潤す。寒暖の差が大きい気候も、米の甘みを引き出す。昼間の日差しで光合成を進め、夜間の冷え込みで養分を蓄える。
南魚沼産コシヒカリは、この地の気候と水系が必然的に生んだ一品だ。峠を越えた旅人たちが食べた米。その土地の水と雪が、今も同じ粒を育てている。届いた米を炊けば、湯沢の冬と春が、一杯の飯となって食卓に着く。
温泉と旅、そして地酒
湯沢の顔は、米だけではない。1075年、越後新発田の高橋半六が湯ノ沢川で温泉を発見したと伝わる。毎分五百リットルの自然湧出。その温泉が、鎌倉時代から続く越後湯沢温泉となり、川端康成の『雪国』のモデルとなった。
現在、町は観光立町を宣言している。スキーリゾート、フジロックフェスティバル、登山—季節ごとに異なる顔を見せる町だ。楽天トラベルクーポンや応援感謝券は、その温泉地での宿泊や食事に充てることができる。峠越えの旅人たちが支えた宿場の伝統は、今も旅人を迎え入れる町として続いている。

寄付をすれば、米が届き、温泉地での滞在に使える券も選べる。峠の町の、雪と水と温泉と—その全てが、返礼品の中に息づいている。
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