宿場町から輸送機械の町へ
上尾は江戸時代、中山道の宿場として成立した町だ。人口約1000人の小さな宿場だったが、明治16年に日本鉄道が開通し上尾駅が開業すると、町の性格は一変した。水運から鉄道へ。その転換点で上尾は新しい時代に乗った。
20世紀後半、上尾は東京郊外の住宅都市として急速に発展した。同時に、工場誘致によって輸送用機械器具の製造が盛んになった。UDトラックスやブリヂストンサイクルといった大手企業が本社・工場を置き、自動車関連産業が集積する。かつての宿場町は、いまや埼玉県内でも有数の工業都市である。
その産業の系譜の中に、返礼品として届くブリヂストンの電動自転車がある。ブリヂストンサイクルは上尾に本社と工場を持つ。自転車という乗り物は、かつての宿場町が担った「人と物の移動」という役割を、いまも体現している。電動アシスト機能は、平坦な関東平野の地形の中で、日常の移動をより快適にする。

日常の足として、町とともに
上尾の市街地は、1960年代から1980年代にかけて急速に拡大した。西上尾第一団地・第二団地といった大規模な公団住宅が建設され、子育て世代の若年人口が流入した。最寄り駅から遠い団地でも、自転車があれば日常の買い物や通勤は容易になる。電動自転車は、そうした郊外住宅地の暮らしを支える道具だ。
20インチのリアルストリームミニは、コンパクトながら電動アシストを備えた一台。折りたたみ機能を持つモデルは、駅前の駐輪場に置き、電車との組み合わせで移動する人にも向く。上尾から大宮や浦和への通勤・通学の足として、あるいは市内の買い物の相棒として、毎日の暮らしに溶け込む。
返礼品として家に届いた時、組み立てを終えて初めて乗る瞬間。ペダルを踏むと、モーターが静かに力を添える。坂道も、向かい風も、電動アシストが軽くしてくれる。上尾の平坦な地形の中で、季節ごとに、毎日のように乗る自転車。それは、この町の産業と、現在の暮らしが一つになった返礼品である。
