霞ヶ浦を見守る村の、静かな夜
美浦村は茨城県南部、霞ヶ浦の南西に位置する村だ。人口は約1万4千。村内には日本中央競馬会の美浦トレーニングセンターがあり、厩務員や騎手、JRA職員とその家族が約3千人暮らしている。つまり、この村の人口の2割は、馬と共に生きる人たちだ。
朝は厩舎の声で目覚め、昼は調教馬の蹄音が聞こえ、夜は静寂が戻る。そういう生活のリズムの中で、人々は何を求めるのか。私はこの村を見ていて思う。規模の小さな町だからこそ、夜の時間が貴重なのではないか、と。
霞ヶ浦に面した村の夜は、本来なら星も月も映る水面も、暗い。だからこそ、モバイルレーザープロジェクターは、この村の夜に新しい景色をもたらす。リビングの壁に、天井に、好きな映像を映す。家族が集まる時間が、ただの休息ではなく、共有の時間になる。

家に映す、自分たちの時間
競馬の世界は、結果が全てだ。調教、レース、成績。その厳しさの中で暮らす人たちにとって、家の中で映す映像は、単なる娯楽ではない。自分たちのペースで、自分たちの時間を作る手段だ。
興味深いことに、美浦村は2011年から「ノーテレビ・ノーゲーム運動」に取り組んでいる。インターネットやスマートフォンの影響で失われた、家族や友人との時間を取り戻そうという試みだ。その村が、今、プロジェクターという選択肢を返礼品として用意している。これは矛盾ではなく、進化だと私は読む。
テレビではなく、プロジェクター。受動的に放送を見るのではなく、能動的に映像を選び、家族で共有する。映画を見るのもいい。子どもたちと一緒に星空のドキュメンタリーを映すのもいい。霞ヶ浦の夜空に、自分たちが選んだ世界を重ねる。
このプロジェクターは、フルHDのレーザー光源を持つ。モバイルだから、リビングにも寝室にも、庭にも持ち出せる。美浦村の人たちが求めているのは、おそらくこの自由度だ。固定された時間ではなく、自分たちで作る時間。
返礼品として届いた時、箱を開けて、初めて壁に映像を映す瞬間。その時、この村の夜は変わる。
